令和3年度予算特別委員会委員として、会派を代表しコロナ禍の高齢者施策 ・ 動物愛護・ひきこもりの8050問題、終活 ・ 空き家対策、フレイル対策・オンライン診療 ・ 生理の貧困問題、臨海部活性化 ・ 犯罪被害者支援等、都知事に質問いたしました。 (一部抜粋)議事録・動画は都議会HPよりご覧ください。
都議会環境建設委員会に所属し、都議会のエネルギー環境政策に取り組み、住宅政策審議会委員として、ひとり親家庭・就職氷河期世代への住宅支援を盛り込む。 ソーシャルファーム研究会・女性活躍推進本部、子育て保育政策研究部会、医療政策部会、島しょ振興部会として、日々都民生活の向上の為政策づくりに取り組んでおります! これまで地域に足を運び、声を伺ってきたひきこもりの課題、まちづくりの課題等、定例会において質問をさせて頂きました。
私たち都民ファーストの会は、昨年来ひきこもり対策の所管を青少年・治安対策本部 から福祉保健局に移管すべきと主張し実現!青少年・治安対策本部では三十四歳までし か施策の対象としておらず、8050問題を抱える中高年のひきこもりは、都の行政の 制度のはざまで、支援の手が届いておりませんでした。
内閣府は、自宅に半年以上閉じこもっているひきこもりの40歳から64歳が推計 61万3千人、15歳から39歳が推計54万1千人との調査結果が公表され、初めて 、全国で実に100万人以上もの方が、支援を必要としながら行政の対象から外されて いたことが明らかとなりました。
東京都住宅政策審議会の委員を歴任し、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる住宅セーフティネットの拡充に取り組んできました。 昨年度は都営住宅について、もり愛の提案から、都営住宅の入居ポイントに初めて 「ひとり親家庭」の加算を実現! ひとり親家庭や生活困窮者支援・就職氷河期世代への住宅支援・高齢者の見守りと、この審議会から多くの提言を、具体的な都の施策として盛り込んで頂き、住宅政策本部の皆様に感謝申し上げます。 コロナ禍で、 多くの都民が影響を受け、 住宅セーフティーネットの役割は益々重要になって居る と実感しています。
また、コロナ禍において、テレワークの急速な普及などの影響も顕著であり、また、都内は全国で一番家賃が高いが、感染防止の観点から、 地域とのつながりの希薄化が一層進み、子育て家庭の孤立や孤独の声なども伺っており、 外で遊ぶこともままならず、実家に帰るご家庭や地方へ移住するご家庭もあり、大田区ではコロナ禍で約1000人の人口流出が数字としても表れております。
ひとり親家庭を中心として、コロナ禍で職を失うなど、収入が減少した世帯は半数を超えており、住宅政策本部と福祉・産労と局を連携して、住まいの支援と共に、伴走型の、就労支援を望む声が多く寄せられております。
昨年は、都営住宅においてひとり親家庭・子育て世帯等の倍率優遇制度を実施して頂きましたが、特に区部では都営住宅の倍率が高く、何年応募し続けても入居できないとの実態があります。 一方で、東京都の人口は2025年にピークを迎え、その後減少に転じる事から、新規に建設するのではなく、いかに 既存住宅のストックを活かして、必要な方と結びつけるかが、重要である と考えます。
今回の審議会を迎えるにあたって、企画部会でも、論点について丁寧にご審議頂き、子育て・高齢者・要配慮者・居場所について、検討課題を上げて頂いております。 地元の居住支援協議会の皆様とも意見交換をさせて頂いておりますが、誰をも拒まない「東京ささエール住宅」はとても良い制度だが、まだ不動産業者・貸主・利用者双方に、 理解が十分に行き届いておらず、「高齢者で精神障がい等の疾患がある場合は、住宅の確保がとても難しい」と伺いました。
既存ストックの有効活用においては、都と区市町村が連携し、行政が借り上げる事で、貸主の不安と負担を軽減し、一層要配慮者への提供が進むような、更なる住宅セーフティネットの充実 が求められると考えます。
また、地元蒲田で幼児のネグレクト死の事件など、コロナ禍で、子育て家庭の困窮が見えづらく、虐待やネグレクトは、SOSを出せないが故の結果でもあり、未然に防ぐためにも、 子育て家庭を孤立させないための施策 としても、ひとり親家庭向けて「シェア住宅」に、こどもの預かり等の公的支援があれば、地域の子育て家庭にとっても、子育て支援の居場所・拠点となると考えます。 福祉部と連携し、ぜひ、自治体や民間が シェア住宅を整備する際の、東京都としての支援を強く要望致します。
住宅マスタープランの改定において、都内の世帯数を、既に住宅全体のストック数は上回っており、一方で、地元大田区では、町工場が無くなると大型マンションへと姿を変えております。
町工場の皆様からも、産業集積を守る立場からも、町工場を維持して欲しいとの要望が上がっております が、準工地帯ほど、マンションが立てやすいという、課題もあります。地域の町工場の方が、工場として購入したくても、マンションデベロッパーの価格に適わないとの現状があります。 こちらは、産労の課題でもありますが、人口減少に向かう 東京都として、民間任せでは、良好な住環境を守る事は出来ないのではないかと危惧 します。
また、毎回申し上げているのですが、相続により、広大な屋敷林がマンションへと姿を変えている現状があり、 都市の緑を守る視点からも、住宅マスタープランの改定においては、東京都として、区市とも連携しながら、都市に、どの様な役割が求められているか、民間の市場任せにするのではなく、 良好な住環境を守るためのゾーニング・住宅要配慮者の為にどの位の整備が求められているのか、を明確にして行く必要があります。
災害時、出来るだけ避難しなくても自宅で過ごせる、自宅避難への整備についても、防災の視点からの住宅改修への助成制度の創設、また、都営住宅と自治体が連携をしながら、水害対策としての、地域の避難所としての開放など、東京都と区市が連携した 防災対策の強化を要望します。
コロナ禍で、住宅部門での消費エネルギーが増加しており、 住宅分野における環境性能・高断熱化に課題がある と感じており、ぜひ、都として 民間住宅における環境化に向けての支援 も併せて要望致します。
2050年までにCO2排出実質ゼロ「ゼロエミッション東京」を目指すには、より一歩進んだ取り組みが必要であり、 エリアを定めて再エネ100%・高断熱・エコ住宅による持続可能な環境先進都市のモデル地域を選定するなど、 マスタープランの改定においても、都として局横断的に、世界の中の東京のこれからの都市の在り方が、どの様であるべきか、意欲的な、未来の東京の姿・ビジョンを打ち出すものとして頂きたい。